特集 生活行為向上マネジメントの過去・現在・未来
コラム:介護支援専門員からみた生活行為向上マネジメント2
望月 マリ子
1
Mariko Mochizuki
1
1安芸地区医師会居宅介護支援事業所
pp.371-372
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201663
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生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)のこれからについて,介護支援専門員の立場から意見を述べる.私自身は現在介護支援専門業務を中心に勤務しているが,基礎資格はOTなので,MTDLP研修も受講しており,両方を知る立場からの提言となる.
介護支援専門員は,居宅サービス計画立案にあたりアセスメントを行うとき,図に示す通り,利用者・家族の困りごとと望む生活を聞き,その望む生活を阻む要因をICFで分析していく.その結果,「居宅サービス計画書第2表」の左端の「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」に,利用者の望む生活をかなえるために解決すべき課題を,ポジティブな言葉で記載していく(表).そのニーズを果たすための長期・短期目標を設定し,サービス内容・種別をプランニングしていくことになる.
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