Japanese
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特集 今,作業療法室でできること
リハ室の未来のかたち スマートリハ室
The future perspectives of the rehabilitation room:Smart rehabilitation room
木下 剛
1
Go Kinoshita
1
1湘南慶育病院
pp.940-946
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201413
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Key Questions
Q1:スマートリハ室とは何か?
Q2:スマートリハ室が目指す未来は何か?
Q3:スマートリハ室でのOTの役割は何か?
はじめに
近年,スマートフォンをはじめとした「スマート○○」という言葉をよく耳にするようになった.家庭やビル,交通システムをITネットワークでつなげ,地域でエネルギーを有効活用する次世代の社会システムの「スマートコミュニティ(スマートシティ)」や「スマートグリッド」1),さらに身近なところではスマートウオッチ,スマートスピーカー,スマートテレビ,スマートインターチェンジ等がある.これらには共通してIT技術が活用されており,最適化,効率化等のキーワードが共通している.「スマート」という言葉には「利口,賢い」,「無駄がなく手際がいい」等の意味が含まれる.リハ分野においても最先端の医療機器やIT技術を活用し,最適化・効率化・高度化を目指した「スマートリハ室」という用語が誕生した.湘南慶育病院(以下,当院)はこのスマートリハ室を日本で初めて開設した病院である.本稿では,このまだ聞き慣れない「スマートリハ室」とう用語の説明と,当院におけるスマートリハ室の取り組みについて紹介する.
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