増刊号 発達障害の作業療法
第1章 総論
2 法制度からみた発達障害支援
小林 真理子
1
Mariko Kobayashi
1
1山梨英和大学人間文化学科
pp.702-708
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201363
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はじめに
2004年(平成16年)12月に成立した発達障害者支援法は「発達障害の症状の発現後できるだけ早期に発達支援を行うことが特に重要である」ことから,「発達障害を早期に発見し,発達支援を行うことに関する国及び地方公共団体の責務を明らかにする」とともに,就労支援や家族への支援等,ライフステージを通しての支援の必要性が明らかにされている法律である.
本稿では発達障害者支援法の成立前後,2016年(平成28年)の改正を中心に,発達障害にかかわる法制度の変遷とそれに基づく支援について説明する.
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