Japanese
English
研究
慢性閉塞性肺疾患患者の在宅生活状況調査—不安と日常生活との関係
Home living conditions survey of chronic obstructive pulmonary disease patients:The relationship between anxiety and of daily life
田代 大祐
1
,
松本 健太郎
2
,
有久 勝彦
1
,
原口 健三
1
Daisuke Tashiro
1
,
Kentaro Matsumoto
2
,
Katsuhiko Arihisa
1
,
Kenzo Haraguchi
1
1国際医療福祉大学
2柳川リハビリテーション病院
キーワード:
慢性閉塞性肺疾患
,
不安
,
日常生活
Keyword:
慢性閉塞性肺疾患
,
不安
,
日常生活
pp.481-487
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201293
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Abstract:不安症状を呈する慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の在宅生活状況から,COPD患者の不安と日常生活との関係性を調査した.対象および方法は,外来リハ利用中のCOPD患者で不安尺度(HADS)の得点が8点以上を高不安群,それ未満を低不安群とし,それぞれに対して,日常生活動作評価(NRADL),日常生活関連動作評価(FAI),日常生活活動範囲評価(LSA)を調査した.その結果,NRADLは2群の間に有意な差は認めなかった.また,FAIは高不安群が低不安群より「交通機関の利用」,「庭仕事」の項目が有意に高かった.さらに,LSAは高不安群が低不安群より活動範囲が有意に広かった.これらより,不安の強いCOPD患者は日常生活の活動性が高く,日常生活の活動性を配慮した心理社会的介入方法の検討が必要であることが示唆された.
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