Japanese
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プラクティカルノート
運転支援におけるビデオゲーム型ドライビングシミュレーターの紹介
Video game driving simulator as a tool for driving support
久保田 直文
1
,
加藤 貴志
1
,
山崎 理絵
1
,
井野邉 純一
1
Naofumi Kubota
1
,
Takashi Kato
1
,
Rie Yamasaki
1
,
Jun-ichi Inobe
1
1井野辺病院
キーワード:
脳損傷者
,
運転再開支援
,
ドライビングシミュレーター
Keyword:
脳損傷者
,
運転再開支援
,
ドライビングシミュレーター
pp.1242-1243
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201121
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はじめに
近年,脳損傷者の自動車運転再開支援に関する研究が増加してきており,運転技能評価に関しても多くの報告がなされている1).その中で,ドライビングシミュレーター(以下,DS)を用いた訓練が効果的である可能性が報告されており2),DSの重要性が高まりつつある.しかし,DSを用いた運転支援は,その費用の問題等から一般的とはなり得ていないのが現状である.
今回,われわれは低価格のビデオゲーム型DS「City Car Driving(CCD)」を脳損傷者の運転支援に試用した.事例を通してCCDの臨床応用への可能性を紹介する.本報告は患者に趣旨を説明し,同意を得たうえで実施した.
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