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特集 地域で役立つOTになるために—地域ケア会議編
地域ケア会議に参加する際の心構えと留意点
Things to keep in mind when attending community care conferences
村田 雄二
1
Yuji Murata
1
1静岡県介護支援専門員協会
pp.375-379
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200901
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Key Questions
Q1:地域ケア会議の一般的な内容や具体的な流れは?
Q2:助言・アドバイスを行うための必要な知識・技術・態度とは?
Q3:多職種との心理的な距離感を縮める工夫は?
はじめに
近年,各地域で地域ケア会議が開催されるようになってきている.地域ケア会議の開催にあたり,OTの参加が求められる機会も増えた.今回,地域ケア会議への参加が求められたときにOTとして十分に役割が果たせるように,地域ケア会議の一般的な内容・具体的な流れを示し,さらに,助言・アドバイスを行うための知識・技術・態度,特に心構えや留意点等を示していく.地域ケア会議には,①個別課題解決機能,②ネットワーク構築機能,③地域課題発見機能,④地域づくり・資源開発機能,⑤政策形成機能の5つの機能1)があるが,本稿ではOTによく求められる個別課題解決機能,ネットワーク構築機能における「自立支援に資するケアマネジメント等の質を高めるための会議」への参加に焦点を絞った.
2016年(平成28年)11月,K市の地域ケア会議に参加されている介護支援専門員および地域ケア会議で活躍されているOTへのアンケートを実施した.回答いただいた介護支援専門員13名(42名中13名)およびOT 8名(8名中8名)のアンケート調査の結果や,S県での地域ケア会議参加者数名へのヒアリングの内容を執筆にあたり参考にさせていただいた.
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