特集 うつ病と認知症
認知症治療に向精神薬を使用する際の留意点
水上 勝義
1
1筑波大学大学院人間総合科学学術院 教授
キーワード:
認知機能障害と行動・心理症状(BPSD)
,
向精神薬
,
ガイドライン
Keyword:
認知機能障害と行動・心理症状(BPSD)
,
向精神薬
,
ガイドライン
pp.53-56
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.08_0053-0056
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
認知症の症状は,認知機能障害と行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)に大別される。BPSDの対応は非薬物療法を優先して実施するが,それだけで改善しない場合が少なくない。また外来初診時に緊急な対応が必要な場合もある。このような場合,向精神薬を用いた薬物療法が検討される。認知症のうつ状態や睡眠障害の治療については他稿で詳細に紹介されるため,本稿では,BPSDに対して向精神薬を使用する際の一般的な留意点を中心に述べたい。「KEY WORDS」認知機能障害と行動・心理症状(BPSD),向精神薬,ガイドライン
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.