多職種を交えたリハビリ事例検討会・第4回
趣味活動拡大に向けた外出支援へのアプローチ
清水 陽平
1
,
川越 雅弘
2
1社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 介護老人保健施設コスモス
2国立社会保障・人口問題研究所,社会保障基礎理論研究部
pp.1226-1231
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200748
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事例提示
Aさん,60代,女性.要介護2.同居家族は,民生委員を務める夫とほぼ寝たきりの母.
病歴:脳出血(17年前),アキレス腱延長術(2年前).
処方薬:アムロジピン2.5mg(血圧コントロール).
住環境,他:マンションに暮らし,生活圏内は平地,地下鉄の駅が近い.性格は,いわゆる“大阪のおばちゃん”タイプ.チャレンジ精神と行動力がある.面倒見がいい.無理をしがち.せっかちで,細かいことは気にしない.
生活歴:数年前に大阪から関東に転居し,翌年実家の母を呼び寄せた.母の介護,主婦業のかたわら,民生委員である夫のサポートや,町内会の会計係,小学校での読み聞かせボランティアを始める.一昨年に孫が誕生し,長女宅まで育児サポートに出かけることがある.趣味は料理,買い物,社交ダンス(現在休止中),夫との外出や友人との外食等,多趣味.現在は筆ペンで葉書にアレンジした書体で文字を書く習いごと(伝筆(つてふで))が楽しみ.
アセスメント,目標等については表1〜3を参照.
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