増刊号 実践に役立つ! 生活行為向上マネジメント
第3章 生活行為向上マネジメントの運用と効果—多職種連携における活用
1 認知症初期集中支援チームでの活用—生活行為向上マネジメントの視点がどのように役立つのか
谷川 良博
1
,
村島 久美子
2
Yoshihiro Tanikawa
1
,
Kumiko Murashima
2
1広島都市学園大学
2桜新町アーバンクリニック
pp.890-895
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200669
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はじめに
認知症初期集中支援チーム(以下,支援チーム)は創設されてから期間が短く,その活動内容は周知されているとはいえない.支援チームと,医療・介護保険の訪問支援と異なるのは,対象者および介護家族がわれわれを迎える準備ができていない状況下に飛び込む機会が多いことだろう.彼らの準備がなぜできていないのか,その状況に介入する理由について,まず,支援チームの創設背景から概説する.次に,支援チームで生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)を活用した事例を紹介することで,MTDLPの視点がどのように役立つのかについて論を進める.
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