特集 重度脳卒中者への作業療法
—コラム:重度脳卒中者がその方らしく生活するために②—一歩一歩〜Pas à pas(パザパ)〜
末吉 千代子
,
中嶋 実里
1
1東京リハビリ訪問看護ステーション
pp.338-342
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200533
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発症時
親子五人暮らしだったのが,あるとき気がついたら4人いた息子たちが2〜3年の間に立て続けに結婚してしまいました.やれやれ,これで親業も終えたかと安心した矢先のことでした.
2012年(平成24年)11月30日(金),仕事に向かうべく,午前11時37分発のバスを待ち,携帯電話で時刻を確認しているとき,定刻に来たバスの目の前で前触れもなく,突然倒れたのです.バスの運転手さんが救急車を呼んでくださったのが幸いでした.近隣の救急総合病院に搬送され,t-PAを投与され一命を取り止めたのだそうです.心原性脳梗塞でした.
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