講座 IT機器・ICTとリハビリテーション・第2回
医療専門教育へICTをいかに活用するか—その現状と今後
高畑 進一
1
Shinichi Takabatake
1
1大阪府立大学
pp.838-842
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200312
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
情報通信技術(information and communication technology:ICT)に関する社会的インフラの拡充,ハードやソフトの充実により,教育分野へのICTの活用は2000年(平成12年)ころから活発化している.教育機関が教育・学習方法の改善を目的とするファカルティ・デベロップメントを推進していることもあって1),ICTを活用して新たな教授・学習方法を開発する取り組みは世界的に進みつつある.それは,ICTの利用が,より多彩で効率的,効果的な教育・学習を可能にする可能性があるからである.本稿では,ICTを活用した教育・学習方法のうち,特にeラーニング(electronic learning)について述べる.さらに,高等教育およびOT等の医療専門職教育(学内教育,卒後教育)への活用の現状と今後の課題について述べることとする.
Copyright © 2015, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.