学会長・大会長・学術集会長の言葉
第50回日本理学療法学術大会開催にあたって
内山 靖
1
1名古屋大学大学院
pp.344
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200188
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わが国に理学療法士が誕生した1966年(昭和41年)に第1回学会が開催されて以来,今年で50回を迎えます.大会テーマを「理学療法50年のあゆみと展望—新たなる可能性への挑戦」とし,先達が築いてこられた偉業を振り返り,これまでの歴史を検証したうえでさらなる可能性を目指していきます.会期中には,公益社団法人日本理学療法士協会の50周年記念式典も別会場で行われる予定です.
本大会の企画にあたっては5つの点を考慮しました.①学会の原点である応募演題を基軸に構成し,約2,000題の発表を行います.中でも理学療法実践の原点である症例研究では,参加型ディスカッションを含めて積極的な討議をいただきます.②理学療法学を進歩させるために,関連学会・行政府・企業との共同・連携企画シンポジウムを充実しました.日本生理学会,日本整形外科学会,日本医学教育学会,日本集中治療医学会,日本静脈経腸栄養学会等から,シンポジストをお呼びしています.③国際協調・貢献を図るため,海外の著名な研究者,世界理学療法連盟(WCPT)の執行部,アジア理学療法連盟(ACPT)の全協会代表者,国際協力機構(JICA)の関係者を交えて,幅広く議論致します.また,一般演題を含めて,英語で進行するセクションを数多く設けています.④一般市民の皆様に理学療法を広く知っていただくために,ロビーで特別展示を行い,最終日は特定の会場を公開する予定です.⑤参加者の便宜を図るために,時間帯ならびに職種による各種パスを細分化し,併せて,関心領域ごとに容易な会場選択ができるように工夫しました.
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