WFOT大会2014レポート
WFOT大会2014参加記—地域で働くOTたちに
河本 のぞみ
1
1訪問看護ステーション住吉
pp.1136-1137
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200019
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日本作業療法学会にも,かれこれ20年以上行っていない.無関心とかつまらないとか思っていたわけではない.ただ,作業療法を科学の言葉で語ろうとするときの,何とも言えない届かなさと,その言葉で一生懸命語ろうとする若いOTへのいたたまれなさみたいなものが,足を遠のかせていた.WFOT大会2014も行かないと思っていた.
参加費が2万円安くなる事前登録期限の3月になって,ふと行ってみようかという気になった.在宅支援を行うOTとしては,多岐にわたって知りたいこともある.だが2,600以上ある演題,400ページに及ぶプログラム,演題リストから事前にチェックした演題をプログラムに見つける困難さ(アクセシビリティの悪さは言語を絶した).初日は同時通訳レシーバーを借りる知恵も働かなかったから,素手,素耳でどこかのバザールへ迷い込んだようなかたちだった.こうなると,鼻をひくつかせて渉猟するしかない.結果,新鮮な材料がたくさん手に入った.収穫の一端を披露しようか.
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