連載 ご当地作業療法・第6回
靴下の輪っかでつながる地域の和
北岡 裕也
1
Yuya Kitaoka
1
1医療法人社団順心会 介護老人保健施設白寿苑
pp.1048-1049
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100649
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はじめに
筆者は兵庫県加古川市にある介護老人保健施設白寿苑にて“リハビリテーションを主軸とした在宅・在宅支援を行い地域に貢献する”という施設理念のもと,入所,短期入所,通所,訪問リハに携っている.入所定員200名(うち認知症専門棟50名),通所定員20名の病院併設型であり,1989年(平成元年)に設立された老舗の老健である.現在は在宅復帰強化型老健として運営しており,地域の在宅支援における中核施設として機能しはじめている.その中で今回,加古川市の地場産業である靴下の作製過程で排出されるゴム端を使用し,利用者が指編みで作製した座布団を地域の小学生の椅子に使用するという作業療法を展開しているため,ここに紹介する.
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