Japanese
English
研究
嚥下体操・カラオケ・笑いがもつ嚥下時間間隔の評価(第1報)―介護老人保健施設入所者を対象に
Evaluation of swallowing frequency which swallowing gymnastics, karaoke, and laughter have(1st report):Mainly comprising elderly individuals in nursing institutions
辻村 肇
1,2
,
道幸 成久
3
,
石村 仁志
3
,
松村 雅史
1,3
Hajime TSUJIMURA
1,2
,
Naruhisa DOUKOU
3
,
Hitoshi ISHIMURA
3
,
Masafumi MATSUMURA
1,3
1大阪電気通信大学
2介護老人保健施設ケアセンター蒲生野
3大阪電気通信大学大学院
キーワード:
レクリエーション
,
嚥下音
,
嚥下時間間隔
Keyword:
レクリエーション
,
嚥下音
,
嚥下時間間隔
pp.1496-1501
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100367
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Abstract:高齢者が,いつでも簡便に嚥下機能訓練を行えることを目的に,従来より行われている嚥下体操,「遊び・楽しみ」を取り入れたカラオケ,健康促進の一つといわれている笑いとの効果について,それぞれの実施前・後の嚥下時間間隔の評価を行った.計測方法として,辻村らが開発した嚥下回数自動検出システムを用いた.介護老人保健施設に入所中の計25名を対象とした.その結果,それぞれの実施前より実施後のほうが嚥下時間間隔の短縮が認められた.対象者からは,「楽しかった」,「舌がスムーズに動く気がする」等と感想を得た.以上より,嚥下体操のみならず「遊び・楽しみ」を取り入れたカラオケや笑いを行うことによって,嚥下機能向上だけでなく要支援および介護高齢者の嚥下への関心を高め,QOLの向上に効果的であったことが示唆された.
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