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特集Ⅱ 自閉症スペクトラムの感覚・運動・行為の障害
SSTや集団場面での作業療法士の役割―The role of occupational therapist in SST
The role of occupational therapist in SST
宮﨑 義博
1
,
鯉田 沙祐里
1
,
宮﨑 瑠理子
2
Yoshihiro Miyazaki
1
,
Sayuri Koida
1
,
Ruriko Miyazaki
2
1奈良県総合リハビリテーションセンター
2奈良教育大学特別支援教育研究センター
pp.1007-1012
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100243
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Key Questions
Q1:発達障害のある子どもの集団に対してOTは何ができるのか?
Q2:感覚-運動-認識面と対人面との関係は?
Q3:発達障害のある子どもの集団活動でのアダプテーション,段階づけは?
はじめに
発達障害児に対する作業療法は,日本では個別支援が中心であり,集団支援の報告は少ない.集団支援にあたって「OTは何ができるのか」を示すのは難しいのが現状であろう.奈良県総合リハビリテーションセンターおよび奈良教育大学特別支援教育研究センターでは,発達障害のある学齢期の児童に対してsocial skills training(以下,当SST)を行っている1).その中でOTは感覚統合(sensory integration:SI)の視点を中心に,学習セッションでの支援とあそびセッションの立案・進行等を行っている.本稿ではSST等の集団活動におけるOTの介入について報告する.
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