Japanese
English
プラクティカルノート
手関節外傷後の簡易型手関節運動機器の考案
Device of the simple model wrist exercise apparatus after the wrist injury
窪 昌和
1
,
福田 秀文
1
,
永田 千夏
1
,
宮崎 裕一
1
,
内田 枝里
1
,
柏木 美紀
1
1小倉記念病院
キーワード:
手関節外傷
,
拘縮
,
簡易型手関節運動機器
Keyword:
手関節外傷
,
拘縮
,
簡易型手関節運動機器
pp.588-589
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100156
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はじめに
手関節拘縮の改善には疼痛を軽減し,手根骨の副運動による回転運動をいかに誘導するかが重要であり,大山ら1)が考案したwrist rounderをわれわれも多くの症例に使用し効果を得ている.しかし,訓練は机上で前腕回内位で行うため,前腕回内制限例や回内時の手関節尺側部痛により困難な場合がある.また,そのような症例は机の高さや肩の肢位を変える等,調整を行うが,手関節外傷後に肩関節痛を有する例も存在し,二次的合併症を助長する例もいる.今回wrist rounderの導入が困難な例に対し前腕回旋による疼痛や前腕回内制限に伴う肩関節の代償を軽減させた肢位で行えるように,簡易型の手関節運動訓練機器を考案したので紹介し,治療成績についても報告する.
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