特集 呼吸器疾患を中心とした胸腔鏡下手術のPros and Cons
〔エディトリアル〕診療に役立つ呼吸器疾患胸腔鏡下手術のPros and Cons
岩﨑 昭憲
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1福岡大学医学部外科 呼吸器・乳腺内泌・小児外科
pp.681
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900756
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最近では多くの疾患に対する胸腔鏡を用いた診断や治療が普及しています.当初の手術手技からは目をみはるほど発展を認めたものがある一方で,手術適応や安全な手技をいかに行うかなどの問題も,症例の積み重ねにより明らかになってきたと考えられます.また,比較的新しいこれら外科手技の教育についての取り組みも,これからの課題になっています.
本号では,読者の方々に胸腔鏡下手術におけるポイントをわかりやすく理解していただくために“Pros and Cons”と少し聞き慣れないタイトルの特集を企画しました.“Pros and Cons”とは端的にいえば“やって良いことと,悪いこと”になります.そのことを考慮に入れて,胸腔鏡下手術全般をわかりやすく解説しています.今回は胸腔鏡下手術の多くの経験を持っておられる先生方に,いろいろな呼吸器疾患のうち7つの疾患を対象としてご執筆いただきました.
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