手術テクニック
泌尿器科内視鏡下手術における視野の確保—臓器の圧排操作を中心に
武田 正之
1
1新潟大学医学部泌尿器科
pp.464-466
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900149
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はじめに
現在では泌尿器科手術件数の50%以上が内視鏡下手術であり,それは尿路内操作と尿路外操作に大別することができる.本稿では,特に尿路外操作による内視鏡下手術に限定して述べる.
尿路外操作による泌尿器科内視鏡下手術は,経腹腔的到達法による腹腔鏡下手術と腹膜外的到達法による腹腔鏡下手術に大別され,使用する器具も若干異なる.本来,泌尿器科手術の対象となる臓器は後腹膜臓器であるため,まず手術のための操作腔を作製する必要があることが,腹腔内臓器と決定的に異なる点である.
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