特集2 ERスタンダード 心不全—「っぽい」の核心をとらえて,しっかり対応する!
【Part 2】「心不全」としてやってみよう
【コラム3】救急医が知っておきたい心不全治療のミライ—キードラッグの注意点から急性期に関わる予測まで
蟹江 崇芳
1
,
水野 篤
1
Takayoshi KANIE
1
,
Atsushi MIZUNO
1
1聖路加国際病院 循環器内科
pp.304-307
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200085
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心不全の慢性期治療にはいくつかの重要な予後改善薬が存在し,各国のガイドライン1〜4)でも,まずはこれらを漏れなく導入することが推奨されている。また,近年ではARNIやSGLT2阻害薬,Ifチャネル阻害薬などの新規薬剤が続々と開発され,数多くの臨床試験で有効性が検証されている。
本稿では,これらの心不全の薬物治療について最新の知見をふまえて解説するとともに,今後の心不全治療の展望についても触れたい。
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