特集2 ERスタンダード ショック—最速介入のための認知力と確かな対応力を身につける
【Part 2】対応力を磨く
3.4カテゴリーに共通する輸液反応性の総論的な話—心拍出量と静脈還流量から考える
岩永 航
1
Wataru IWANAGA
1
1浦添総合病院 救急集中治療部
pp.110-117
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200019
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輸液療法はショックの際に,心拍出量と組織灌流の改善を期して行う治療である。しかし,過剰輸液は臓器障害を助長し,予後に悪影響を及ぼすことが知られている。
本稿では,輸液反応性の評価がなぜ必要か,そして実践的に評価する方法を生理学とモニタリングの観点から解説する。
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