別冊秋号 周術期管理
PART2 術前合併症アップデート
23 腎疾患
坂本 安優
1
,
下井 晶子
1
,
小竹 良文
1
1東邦大学医療センター大橋病院 麻酔科
pp.143-148
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200164
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LiSA 2013年10月号で「腎臓を守れ! 麻酔科医」という徹底分析シリーズが特集されており,当施設からも体液管理のストラテジーに関して寄稿した1)。
本稿では,正常腎機能患者の急性腎傷害acute kidney injury(AKI)発生リスクとその予防,透析治療には至らない慢性腎臓病chronic kidney disease(CKD)患者の周術期管理,透析治療を必要とする末期腎不全end stage renal disease(ESRD)患者の周術期管理に分けて議論を進める。前二者に対する介入はおおむね同一であり,まとめて記載することをあらかじめお断りしておく。
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