今月の臨床 難治性合併症を診る—産科
免疫異常・その他の合併症
23.自己免疫疾患
山口 昌俊
1
1宮崎医科大学産婦人科
pp.1376-1378
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901959
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自己免疫疾患は,若い女性に発生することが多いため,妊娠に関係して産科医が関与する可能性がある.理論的には妊娠は免疫系の抑制状態であるから,妊娠中は軽快し,分娩後に再燃するはずである.しかし,妊娠中の動態は一定ではなく,必ずしも理論どおりにならない.本稿では,代表的な自己免疫疾患をいくつか挙げ,妊娠が疾患に及ぼす影響と,疾患が妊娠に及ぼす影響を中心に述べてみた.
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