今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠中期
23.自己免疫疾患
安達 知子
1
Tomoko Adachi
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.524-528
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901278
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自己免疫疾患は生殖年齢の女性に好発することが知られている。妊娠に合併した場合は,①妊娠が自己免疫疾患に及ぼす影響,②自己免疫疾患が妊娠に及ぼす影響,③自己免疫疾患が胎児,新生児に及ぼす影響,の3つの方向から管理していくことがたいせつである。以下,代表的自己免疫疾患として,全身性エリテマトーデス(SLE),慢性関節リウマチ(RA),甲状腺機能亢進症,橋本病,血小板減少性紫斑病(ITP),全身性硬化症(PSS),重症筋無力症について,上記3つの観点から検診対応の仕方についての基本方針を述べる。
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