特集 ホスピタリストのための画像診断—②脳脊髄編
Part 3 各論(非血管性・非外傷性)
12.代謝性疾患—典型症例と参考症例にみる放射線科医のアプローチ
横山 幸太
1
Kota YOKOYAMA
1
1東京医科歯科大学 放射線科
pp.509-516
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901054
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代謝性疾患の診断において病歴や症状,血液検査が重要であるのはいうまでもなく,画像診断以前に診断の見当がついていることも多い。しかし,低栄養状態や慢性アルコール中毒などでは複数の病態を合併していることも多く,治療に反応しない場合や急性発症の場合,画像所見が診断の糸口となることがある。
我々放射線科医であっても,臨床情報から鑑別診断を想起し,演繹的に所見を検証するという診断プロセスはホスピタリストと同じであろうが,画像所見に対する比重が異なる。ホスピタリストとはまた違ったアプローチになると思われることから,参考にしていただけると幸いである。
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