特集 内分泌疾患2
Part 2 どこまでを専門家がみて,どこから総合内科医がみるのか?
8.副甲状腺:①副甲状腺機能亢進症
山本 紘一郎
1
Koichiro YAMAMOTO
1
1岡山大学病院 総合内科・総合診療科
pp.403-407
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900912
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key point
・原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)を疑うきっかけには,口渇・多飲多尿などの高カルシウム血症に伴う症状や尿路結石・骨粗鬆症などの合併しやすい病態の存在があるが,無症状で血清カルシウム値の異常から疑われることも多い。
・高カルシウム血症かつ高副甲状腺ホルモン(PTH)血症を認め,PHPTが疑われる症例は,内分泌専門医に紹介する。
・無症候性PHPTとして手術をしない方針となった症例の管理を内分泌専門医から引き継いだ場合,年1回のカルシウム,PTH,クレアチニン値の測定に加え,1〜2年に1回の骨密度測定,画像検査による腎結石の評価を行う。
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