特集 内分泌疾患2
Part 2 どこまでを専門家がみて,どこから総合内科医がみるのか?
6.甲状腺:②橋本病,潜在性甲状腺機能低下症
橋本 貢士
1
Koshi HASHIMOTO
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 糖尿病内分泌・血液内科
pp.361-366
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900905
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
key point
・疑うきっかけとなるTSH高値は,年齢・性別を含む種々の要因を考慮して解釈する必要がある。びまん性甲状腺腫や認知症,うつ症状も疑うきっかけとなる。
・多くは総合内科医のもとで管理可能であるが,妊娠(予定も含む)症例や内分泌疾患合併症例などは,内分泌専門医に紹介する(表2参照)。
・内分泌専門医から管理を引き継いだ場合,多くの症例ではレボチロキシン(LT4)の投与量は一定であるため,フォローアップは半年〜1年でよい。
Copyright © 2021, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.