診療相談室
潜在性甲状腺機能低下症の臨床症状と診断
吉田 尚義
1
1帝京大第1内科
pp.1006
発行日 1975年5月10日
Published Date 1975/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206066
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質問 潜在性甲状腺機能低下症の臨床症状,およびルーチン検査のみによる診断法について,とくに最近の知見をご教示ください.(仙台市 I生 41歳)
答 甲状腺機能低下症の分類は,大別すれば,原発性,続発性(下垂体性)および三次性(視床下部性)の3つになる.このうち,実際に臨床的に遭遇するのは原発性が圧倒的に多い.したがってここでは原発性の潜在性甲状腺機能低下症について述べることにする.
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