特集 病棟管理
Part 2 病棟での業務の実践
多職種座談会
メディカルスタッフからみた病棟診療医—ポジティブな経験としての共有・積み重ねがチームを強化し,病院の「医療の質・安全」を高める
金子 友美
1
,
榎本 貴一
2
,
廣瀬 桂子
3
,
木村 泰
4
,
高橋 勇貴
4
,
渋谷 詩乃
5
,
矢作 武志
6
,
濵田 治
7
,
小坂 鎮太郎
8
1練馬光が丘病院 前医療安全管理室
2練馬光が丘病院 薬剤室
3練馬光が丘病院 栄養室
4練馬光が丘病院 リハビリテーション室
5練馬光が丘病院
6練馬光が丘病院 医事課
7愛仁会高槻病院 総合内科
8練馬光が丘病院 総合救急診療科 総合診療部門
pp.710-714
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900840
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病棟診療医は患者にも「近い」し,多職種にも「近い」存在
濵田│病棟診療は,医師以外にも多くのメディカルスタッフと協働して行われています。本特集のPart 2でも「組織・チームの力」にスポットを当てていますが,この座談会では,多職種の皆さんの視点も交え,病棟を管理する医師の役割を多角度から浮き彫りにできたらと考えています。
ご参加者の皆さんとは,小坂,濵田はかつて練馬光が丘病院(以下,練馬光が丘)にて,いくつかの症例を共有しました。なかには,昨今よくみる医学的にも社会的にも難しい患者さんなど,多職種連携が要となるケースもありました。こうした経験から,まずは医師以外の職種の方からみた病棟診療医の姿を教えてください。特に練馬光が丘では,総合診療科(総診)が「病棟診療医」として機能しているかと思います。
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