特集 病棟管理
Part 2 病棟での業務の実践
5.チームアプローチの理論と病棟での実践—これからのコミュニケーションの変化に備えた,必須の知識
西倉 希
1
,
和足 孝之
2,3
Nozomi NISHIKURA
1
,
Takashi WATARI
2,3
1雲南市立病院 地域ケア科
2Harvard Medical School, Master of Healthcare Quality and Safety
3島根大学医学部附属病院 総合診療センター
pp.655-664
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900833
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患者1人のケアには約17〜26人のスタッフが関与している1)とされ,チームワークは現代の医療において欠かせない要素であり,患者のケアの質や安全性の向上に必須の項目でもある。
本稿では,近年その重要性が着目される多職種連携を背景としたチーム医療について言及し,その形成・維持の過程,ならびに必要なツールを,国際標準的ツールであるTeamSTEPPS®を用いて具体的に解説する。最後に退院前カンファレンスチームを例に挙げ,自施設のチーム強化のための実践的な方法について解説を加える。
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