特集 ホスピタリストのための画像診断—①胸部・縦隔編
【各論(胸部疾患)】
6.びまん性肺疾患:間質性肺炎—早期発見と精査が重要な慢性線維化性間質性肺炎
江頭 玲子
1
Ryoko EGASHIRA
1
1佐賀大学医学部附属病院 放射線科
pp.243-251
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900778
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間質性肺炎をテーマとした原稿依頼に際し,臨床の場からは特発性器質化肺炎が悩ましいとの編集担当医師からのコメントが添えられていたが,特発性器質化肺炎はプライマリ・ケアの現場で診断するよりも,精査のうえ,他疾患を除外したうえで診断される疾患であること,間質性肺炎のなかでは,特発性肺線維症idiopathic pulmonary fibrosis(IPF)がより予後不良かつ重要であり,初期診療の時点で見逃してほしくないものであることから,本稿ではIPFを取り上げることとした。
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