特集 内科エマージェンシー
総論(CPA+バイタルサインにかかわる異常)
6.ショックの初期評価と蘇生—4つのショックの判別と治療開始で注意すべきポイント
三反田 拓志
1
Takushi SANTANDA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門
pp.717-728
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900722
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[要点]
●ショックの初期対応では,病歴とエコーでどのショックか当たりをつけ,数分以内に初期治療を開始する。
●急性期輸液の目的は1回拍出量を増加させること(ERではバイタル安定化が目標,ICUではモニタリングを開始,輸液反応性を確認しながら輸液するかどうかを決定)。
●一部の血液分布異常性ショックを除き,治療はショックソースのコントロールが必須(輸液やカテコラミンの立ち位置:現状より悪化させないこと,ソースコントロールまでの時間を確保すること)。
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