今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012
循環器疾患に対する薬物療法の基本
救急蘇生・心原性ショック
菊島 公夫
1
,
長尾 建
1
1駿河台日本大学病院循環器科・心肺蘇生・救急心血管治療部門
pp.8-11
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105725
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ポイント
★CPRと早期除細動は薬剤投与より優先される.
★蘇生のための薬剤投与経路を新たに確保する場合は,中心静脈路ではなく,末梢静脈路を第1選択とする.
★心停止に対する薬剤はアドレナリンが第1選択である.投与量は1回1mg(静脈路/骨髄路)とし,3~5分間隔で追加投与を行う.
★アドレナリンの初回あるいは2回目の投与は,バソプレシン40単位の1回投与で置き換えることができる.
★アトロピンをPEA,心静止にルーチン使用しない.
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