特集 総合内科のための集中治療
Part 3:予防とpost-ICUケア
14.予防—不要な介入を避け,不必要にデバイスを留置せず,早期抜去を心掛ける
櫻谷 正明
1
,
吉廣 尚大
2
Masaaki SAKURAYA
1
,
Shodai YOSHIHIRO
2
1JA広島総合病院 救急・集中治療科
2JA広島総合病院 薬剤部
pp.375-392
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900682
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ICU管理の向上により合併症は減少しているが,ひとたび合併症を起こすと死亡リスクは上昇し,入院日数が長期化するなど不利益を生じるため,いかに予防するかが重要である。予防方法によっては,益よりも害が大きいものもあり,全患者に行えばよいというものではない。
本稿では,①〜⑥の6つの予防についてとり上げ,それぞれの介入の益と害について解説し,適切な予防法について考えていきたい。
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