特集 心不全
Part 2:ERで出会う心不全
【コラム①】バイオマーカーの役割:BNPの使い道—解釈の仕方や注意点を理解したうえで心不全の診断・マネジメントに活かす
西尾 亮
1
Ryo NISHIO
1
1淀川キリスト教病院 循環器内科
pp.828-835
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900608
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心不全パンデミック時代といわれるなか,循環器専門医以外の医師でも心不全の診断,治療を行うことが必要になっている。BNPは心不全診療に用いられているが,近年簡便に測定ができるようになり,多くの医療機関で利用されるようになった反面,その値に振り回されている状況が散見される。本稿では,診断,治療,予後予測について,BNPの解釈の仕方とその注意点,限界について説明する。
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