特集 腎疾患2
【急性腎障害(AKI)】
【コラム③】critical careでの血漿交換—10のクリニカルクエスチョンで血漿交換の実践力をつける
北村 浩一
1
,
鈴木 利彦
1
Koichi KITAMURA
1
,
Toshihiko SUZUKI
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 腎臓・内分泌・糖尿病内科
pp.70-80
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900509
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血漿交換というと,エビデンスがあまりない治療で,よくわからないと感じている人もいるかと思う。しかし実際は,特定の疾患に関しては明らかな有効性が示されている1, 2)。
本稿は,血漿交換の背景知識の確認から始まり,最終的には目の前の患者に対し血漿交換を適切に指示し,治療の選択肢に加えられるようになることを目的とする。理解が深まるように実際の症例を用いて,具体的な初動や処方例も示す。
構成としては理論編,実践編,そして最後にケーススタディ編として,2症例のマネジメントの実際を考える。症例を読み進めて疑問に思ったら,各CQに戻って読み込むと理解が増すように作成した。
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