特集 腎疾患2
【急性腎障害(AKI)】
【コラム④】急速進行性糸球体腎炎(RPGN)—ANCAのサブタイプを意識した診断と治療
鮫島 謙一
1
Kenichi SAMEJIMA
1
1奈良県立医科大学 腎臓内科
pp.82-88
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900510
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RPGNは,発症頻度が増加している予後不良の疾患である。高齢者の発症が多く,治療薬としてグルココルチコイドや免疫抑制薬を投与することで,日和見感染症を合併することがあり,治療に難渋する症例も少なくない。しかし,リツキシマブが投与可能となり,予後や再燃率の改善が期待される。最近のトピックスや,抗好中球細胞質抗体(ANCA)のサブタイプに視点をおいて解説する。
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