連載 知らなきゃ損!Hospitalistへの新薬講座・第2回
新しい経口抗凝固薬—ダビガトラン,リバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバン(その2:深部静脈血栓症・肺塞栓症,使用上の注意点編)
佐藤 暁幸
1
,
八重樫 牧人
1
1亀田総合病院 総合診療・感染症科
pp.314-321
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900442
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毎年数多くの新薬が認可されている。新規適応追加を含め,2011年度は130品目,2012年度は134品目が認可されており,守備範囲が広いホスピタリストにとって新規薬剤をすべて把握するのは困難である。そのなかには,今までの治療を変える革命的な薬から,代替薬がすでに存在する薬まである。そこで,“ホスピタリストに是非知っておいてほしい!”,治療戦略を変える新薬を,ここ2〜3年で承認されたもののなかから毎号1〜2個紹介する。メーカーによるバイアスがかかった情報ではなく,関連するエビデンスを吟味したうえでの情報で,ホスピタリストの皆さんに治療の選択肢を増やしていただきたいと考える。是非お楽しみに!
前号に引き続き今号は,新規抗凝固薬の深部静脈血栓症・肺塞栓症の治療と予防について,それらの薬の使用上の注意,出血時の対応について述べる。こちらを先に手にした方は,心房細動患者の心原性脳塞栓予防について扱った第1回も合わせて読むことをおすすめする。
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