今月の主題 新規経口抗凝固薬の光と影
新規経口抗凝固薬の臨床試験とエビデンス
リバーロキサバンとROCKET AF試験
長尾 毅彦
1
,
内山 真一郎
1
1東京女子医科大学神経内科学
pp.989-993
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105989
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ポイント
★リバーロキサバンは凝固第X因子阻害薬のなかで最も開発が進んでいる新規経口抗凝固薬であり,本年4月に発売された.
★リバーロキサバンの非弁膜症性心房細動症例の塞栓症予防の大規模臨床試験がROCKET AF試験であるが,わが国では日本人を対象に減量したプロトコールを用いたJ-ROCKET AF試験が行われた.
★先に発売されたダビガトランと異なり,1日1回の内服で,日本人専用の投与量が設定されていることに注意が必要である.
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