連載 ホスピタリストが日本の医療を変える・case 3
諏訪中央病院—未熟さは偉大な力:地域医療を守り,育む,10年の取り組み
佐藤 泰吾
1
1諏訪中央病院 内科/総合診療部
pp.288-291
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900420
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少なくとも現時点で言えることは,諏訪中央病院は八ヶ岳の裾野に広がる,人口7万〜8万人の診療圏のなかの地域中規模病院(362床)であり,地域医療を守り,育むためにどうしたらいいのかを考え続けてきた,ということである。
平成25年度,諏訪中央病院は第10期生の初期研修医5名を迎えた。新臨床研修制度の開始(平成16年度)とともに初期研修医を受け入れたことは,当院の地域医療を守り,育むための方法を大きく変えていった。この10年間の地域医療を守り,育むための取り組みは,未熟な力を地域医療に取り込むことから始まった。
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