特集 循環器疾患1
【ミニコラム】トロポニン迅速キット—超急性期の急性心筋梗塞の診断に有用
西尾 亮
1
Ryo NISHIO
1
1兵庫県立柏原病院 内科
pp.594-596
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900216
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日本では,ベッドサイドで全血を用いて15分程度の時間で心筋トロポニンTとヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白human heart type fatty acid-binding protein(H-FABP)のチェックができる簡易キットが使用されている。急性冠症候群(ACS)に対してdoor-to-balloon timeを90分以内にすることが求められているなか,迅速な診断のための非常に有用な検査方法である。本稿では,その特徴について述べる。
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