海外学会報告
Diagnostic Error in Medicine, 8th International Conference参加報告
武田 慧太郎
1
,
綿貫 聡
2
1札幌徳洲会病院 救急総合診療科
2東京都立多摩総合医療センター 救急総合診療センター
pp.1018-1020
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900205
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2015年9月27〜29日に米国ワシントン郊外のアレキサンドリアで,Diagnostic Error in Medicine, 8th International Conferenceが開催された。米国では,診断エラーによる医療死亡は年間4万〜8万件発生するとされ,およそ1000件のプライマリケアでの受診につき1件の診断エラーによる有害事象が起こるとされている1)。また,診断エラーは,医療訴訟の原因としても上位であり,重大な医療安全の問題として認識されつつある。
今回,筆者らは診断エラーについて体系的に学ぶ機会を求め,本学会に参加した。その概要を紹介する。
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