GM Report
臨床推論/診断エラー学とM&Mカンファレンスの新たな可能性について—Diagnostic Error in Medicine 9th International Conference参加記
中野 航一郎
1
,
和足 孝之
2
,
綿貫 聡
3
1湘南藤沢徳洲会病院
2島根大学医学部附属病院卒後臨床研修センター
3東京都立多摩総合医療センター救急・総合診療センター
pp.538-539
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200891
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今回われわれは2016年11月6〜8日にかけて、米国ロサンゼルスで行われた「Diagnostic Error in Medicine 9th International Conference」(以下、DEM)に参加したので報告する。DEMは、「Society to Improve Diagnosis in Medicine」という、診断エラー G1 や診断プロセスの改善を議論する学会の分科会である。
診断エラーは、米国医学研究所(IOM:Institute of Medicine、現在はNational Academy of Medicine)の定義では、「健康問題について正確で適時な解釈がなされないこと、またその解釈が患者に伝えられないこと」と提議されている。
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