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特集 甲状腺がん診療虎の巻—エキスパートが答えるClinical Question
分化癌遠隔転移の治療—肺転移，骨転移，脳転移
Treatment of distant metastasis of differentiated thyroid cancer: lung/bone/brain metastasis
下田 光
1
,
丹生 健一
1
Hikari Shimoda
1
,
Ken-ichi Nibu
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
キーワード：
放射性ヨウ素内用療法
,
RAI内用療法
,
放射線治療
,
手術治療
,
骨修飾薬
,
薬物治療
Keyword:
放射性ヨウ素内用療法
,
RAI内用療法
,
放射線治療
,
手術治療
,
骨修飾薬
,
薬物治療
pp.484-488
発行日 2025年6月20日
Published Date 2025/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970070484
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POINT
●肺転移，骨転移に対しては放射性ヨウ素（RAI）内用療法が第一選択である。
●骨転移では脊髄圧迫症状が進行する場合や病的骨折のリスクが高い場合は手術治療を考慮する。
●骨転移に対する放射線治療や骨修飾薬は骨関連事象リスクの低減に寄与する。
●脳転移に対するRAI内用療法は脳浮腫や脳出血など重篤な合併症を生じるリスクがあり，避けるべきである。
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