特集 呼吸器疾患2
9.睡眠時無呼吸症候群—ホスピタリストとしていつ疑うか,どのように介入するか
谷山 大輔
1
,
宮本 京介
2
Daisuke TANIYAMA
1
,
Keisuke MIYAMOTO
2
1東京都済生会中央病院 総合診療内科
2Queen's Medical Center Hospital Medicine
pp.365-377
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900052
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)のなかで,実臨床で遭遇するもののほとんどは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)である。本疾患は潜在的には数が多いが,実際に診断・治療する場面はそれほど多くない。SASを適切に治療することは個人の健康増進にとどまらず,悲惨な交通事故・産業事故を防ぐことにつながる。
本稿では,ホスピタリストとして知っておきたい診察時のポイント,介入の仕方や注意点などに重きをおきながら,診断と治療,そして合併症との関連についてエビデンスをふまえて解説する。
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