特集 神経内科
12.ミオパチー—代表的疾患の特徴をとらえる
垂髪 祐樹
1
,
野寺 裕之
2
Yuuki UNAI
1
,
Hiroyuki NODERA
2
1徳島県立中央病院 神経内科
2徳島大学病院 神経内科
pp.171-179
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900032
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ミオパチーは,筋線維の障害によって筋力低下を認める疾患の総称である。そのほかに筋萎縮,筋痙攣,筋強直などを認めるものもある。筋力低下部位は四肢近位筋優位であることが多いが,それ以外の部位に特徴的にみられる場合もあり,これらを把握しておくことは鑑別に有用である。ミオパチーの原因は炎症性(自己免疫性),遺伝性,それ以外に大別され,多種類に及ぶが,本稿では症例を提示しながら,代表的疾患の病型とそれぞれの特徴について述べる。
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