特集 神経内科
4.てんかん—問診のコツから治療選択・開始のタイミングまで
山野 光彦
1
Mitsuhiko YAMANO
1
1東海大学医学部 内科学系神経内科学
pp.49-62
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900022
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てんかんは,小児期から高齢者まで,いずれの年齢でも新規に発症し得る有病率の高い疾患で,脳血管障害,認知症と並んで神経疾患のcommon diseaseの1つである。治療の中心は抗てんかん薬による薬物治療であるが,それだけでなく外科治療,さらにはさまざまな社会的背景なども考慮すべき,トータルマネジメントが求められる疾患である。
本稿では,てんかん診断の鍵となる問診の仕方や,治療開始のタイミング・治療選択を中心に述べる。また,ホスピタリストが出会う機会の多いてんかん重積状態についても,症例をもとに対応の仕方を解説する。
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