特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい!
炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか?
薬物療法
血球成分吸着療法―開始のタイミングっていつ?
福知 工
1
,
生方 聡史
1
,
嶋津 啓二
2
1大阪府済生会中津病院消化器内科
2大阪府済生会中津病院腎臓内科
pp.1062-1066
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107601
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ポイント
◎GMAAは活動期のIBD治療のなかで最も副作用が少ない治療法である.
◎GMAAを最も有効に使用するタイミングは,UCでもCDでもPSL/生物学的製剤naïve(非投与)の臨床的早期である.
◎UCにおいて,1回/週法のweekly GMAAに比して2回/週法のintensive GMAAのほうが速やかかつ高率な寛解導入が得られることが報告されている.CDにおいても同様の知見が出てきており,早期の保険収載が期待される.
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