特集 感染症2
④疾患各論
5.糖尿病性足病変—DFIとその合併症の評価・マネジメントの進め方
相野田 祐介
1
Yusuke AINODA
1
1三井記念病院 感染制御部
pp.537-544
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900012
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糖尿病患者では神経障害や末梢血管障害により,下肢に潰瘍が生じたり感染が起こりやすくなり,重症例では壊疽に陥り,下肢切断を余儀なくされることもある。こうした糖尿病性足病変は,ホスピタリストが主治医として診療する場合や,他科との併診で診療する場合もあり,注意すべき徴候やリスク因子に加え,適切な評価・マネジメントについても知っておく必要がある。
本稿では,2つの症例の経過を追いながら,糖尿病性足感染症(DFI)とその合併症である糖尿病性足骨髄炎(DFO)を中心に解説する。
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