特集 感染症2
①トラベルメディスン
1.直近の海外渡航歴がある人の発熱診療の進め方—鑑別を絞り込むのに欠かせない5 steps
忽那 賢志
1
Satoshi KUTSUNA
1
1国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター
pp.419-428
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900002
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近年のグローバル化により,国際旅行は今や一般的なものになっており,日本と海外とを行き来する人は年間3,600万人にものぼる。これに伴い,最近ではデング熱やジカウイルス感染症など新興再興感染症の輸入例が国内でも報告され,マラリアなどの輸入感染症による死亡例もいまだ後を絶たない。
本稿では,海外渡航歴のある患者を正しく認識し,問診・身体所見から適切な鑑別診断を挙げられるように,輸入感染症に対するアプローチの仕方について解説する。
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